6月29日、念願だった長崎県西海市の「森川放牧牛」を見学しました。
自由に大地を歩きまわり、幸せそうに草を食べる牛さん達の姿を観て、7年前にスイスに行った時のことを思い出しました。
牛も豚も鶏も放し飼いでした。
ヨーロッパでは、日本のような畜舎内やゲージ飼いは、法律で禁止されていることを知りました。
そして、動物福祉という考えを現地で学びました。
せめて、生きている間は動物らしく活動できる環境を整える。
適切な環境で、ストレスなくイキイキと健康に育てられた肉や卵の方がより安全で、動物福祉の実践は食の安全・安心にもつながる。
その想いで会社の仲間と動物福祉で養鶏「えぼし姫」を5年半前に佐世保市で始めました。
森川夫婦から
「大地の草を食べた牛の糞が土の中の微生物を増やし、地力を高める。水を吸収する力が高まり、水害にも強くなる。さらに、山の栄誉が海に届くようになり、いそ焼けなど海の環境も改善する」
などの話しを伺い、お二人は牛飼いではなく、環境活動家だと感じました。
農水省は、地球温暖化防止や生物多様性保全への対応が国際的な問題となっていることから「環境保全型農業直接支援対策」をすでに行なっていますが、ヨーロッパに比べ予算規模が余りにも少なく、私は国会で岸田総理や坂本農水大臣へ大幅な増額を求めて来ました。
そして、坂本大臣は農水委員会の答弁で、2027年度を目標に環境負荷低減に取り組む農業者を認定し、環境支払いを行う考えを新たに示しました。
地球温暖化や生物多様性、防災など農業の多面的機能が公的に評価され、森川さん達のような山や海の環境を守る活動にも支援を届けられる農政へと変えていきたい。
その想いをより強くすることができました。
環境活動家でもある森川夫婦が、愛情いっぱいに大自然で育てた「牛が牛らしく」生きた いのちの味「森川牛」は西海市の「竹の家」で購入できます。
ふるさと物産館 竹の家↓
森川夫婦の取り組みが記事に↓
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