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山田勝彦

歩く!聞く! 答えは現場にある!

対馬での2日間の活動で地域を歩き、様々な声を聞かせてもらいました。


⚫︎森は海の恋人

海底に溜まったヘドロ除去の工事現場に遭遇。

船を動かすことができないほどの量です。

山からの泥が直接海へ流れていることが原因です。


対馬ではピーク時に約1,200人いた林業者が今は120名しかいないそうです。

森林の手入れが行き届かず、切りっぱなしになってしまう。

さらに、山の養分が海に届きにくくなり、海藻が育たないなどの悪循環に陥っています。


次世代につなぐ林業へと変えなければなりません。


⚫︎田んぼダム

田んぼには、大雨が降った際に一時的に水を貯め、時間をかけて排水することで、被害を軽減する機能があります。


地域活動で出会った住民の方から要望を受けました。

「元は田んぼだった農地が耕作放棄地になり、今は水路が塞がって、大雨の時に水が溢れて来て、家に浸水して困ってる」


翌朝、長崎県対馬振興局長にお伝えし、その日の内に県の検査指導幹に現地確認してもらいました。

早急に対策を検討してもらえることになり、住民の方々も喜ばれていました。


水田を維持することは、地域住民の命と暮らしを守ることにもつながります。


二つに共通してることは、農林水産業の衰退です。

昔のように、山が適切に手入れされ、田んぼが維持されていれば、起こっていない被害であり必要なかった公共工事だったはずです。


農林水産業は単なる産業でなく、環境保全や生物多様性、防災などの公的機能があります。

この公的な担いを適正に評価し、国からの直接支払いによる農林漁業者への所得補償を実現しなければなりません。


後継者が育つ農林漁業へ 今の農政、もう変えんば!








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