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山田勝彦

「オーガニックパパ」で「オーガニック給食」を学ぶ

6月30日、福岡県筑紫野市にある「オーガニックパパ」を見学させてもらいました。

農福連携事業を行う同業者でもある八尋社長と有機JAS認証レストランで、美味しいランチをご一緒しながら、熱い話しを伺いました。


八尋さんは、農福連携事業により「農業の福祉力」を最大限に生かし、障がい者や引きこりの方々へ前向きな変化を与えられると確信されています。

私が代表を務める「就労支援 やまびこ農苑」も同じコンセプトであり、農業には「つくる」や「食べる」だけでなく、「癒し」や「健康づくり」などの効果があります。

農福連携が各地で広がることを願います。


このレストランで提供されるお米や野菜は、自社の田んぼや畑でつくられた有機農産物です。

そして、同じ食材が「オーガニック給食」として地域の幼稚園や大学でも提供されています。


さらに、ゆめマートでも出店されています。

有機農業は生産以上に売る方が大変なんですが、販路が確立されており、安心して生産できる体制が整っています。

働く障がい者の方々の平均工賃も圧倒的に高く、事業家としても勉強させてもらいました。


ゆめマートで購入した「オーガニックパパ」の有機にんじんジュースは、にんじんとレモンだけでつくられ、甘味料なしで糖度が高くとても美味しかったです。

このジュースは幼稚園の子ども達へ給食として提供されており、みんなガブ飲みしているそうです。

さらに、無農薬のにんじんジュースは、ガン治療にも注目されていて、患者さんから思いもかけず感謝のお手紙が年に数回届くそうです。


にんじんと言えば、黒田五寸人参。

黒田五寸人参と言えば、大村です。黒田五寸は伝統的な在来種であり、八尋さんは大村で黒田五寸の有機にんじんジュースをつくりたいと語ってくださいました。

ぜひ実現してもらいたいです。


「オーガニック給食」の先進的な取り組みを実践する「オーガニックパパ」には、全国から視察が来ています。

今、日本中に「オーガニック給食」の波が広がっています。


有機農業など環境保全型農業は、土の中に炭素を貯め込み、温暖化対策として期待されています。

2050年までにカーボンニュートラルを目指す政府は、2年前、有機農業を強力に推進するため、みどりの食料システム法を提出し、国会で成立しました。

そして、現在0.6%しかない有機農業の農地面積を2050年まで25%まで拡大する数値目標が示されました。


日本の農業が大きく変わろうとしています。

農水省はオーガニックのまちづくりに取り組む自治体を「オーガニックビレッジ」と名付け、国の予算をつけ支援しています。

2025年までに100市町村、2030年までに200市町村を目標。2024年現在、124市町村となり、目標を上回るスピードでオーガニックビレッジ宣言を行う自治体が増えています。


「オーガニック給食」によりオーガニックの地産地消が拡大すれば、地域の環境と調和のとれた持続可能な農業が実現できます。

あなたのまちでも「オーガニック給食」を実現するため、一緒に声を上げましょう!


オーガニックパパ 公式HP








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